自分で決めたことに最善を尽くしたのなら後悔もない
ということでもありますよね。
両親はカンボジアで結婚、孤児院運営することに反対せず送りだして
くれましたが、実はもう一つ・・・
多くを語らずに背中を押してくれた父親の裏で、母は私にこんなことを
言いました。
「自分で決めて行くねんから簡単に帰ってこられても困まるで」
∑(゚∇゚|||) 笑
はい、そうですよね・・・(T_T)
昔から母の言うことは絶対だった私にとってこの言葉は大きかった。
今となっては両親それぞれの気持ちと、そのときにくれた言葉の本意が
じわじわとわかってきましたが・・・。
もうひとつ補足すると、「できるだけ他人様に迷惑かけんように心がけ
なさい。心がけてても迷惑かけるもんやねんからそのときは自分で
ちゃんと始末つけなさい。」とも言われたような・・・。
男の人はあまりたくさんを語らない場合が多いので、母は私が最初から
甘えた気分で行かないように、結婚や人さまの子どもを預かることが、
社会的にそして自分の人生としてどれだけ責任のあることなのかを
父に代わってわからせたかったのでしょうね。
おかげさまで施設運営はやめずに続けています。
心ある方々の支えもあり、続けてくることができました。
2010年に離婚はしましたが、後悔はありません。
離婚したときには母はもう他界していましたが、私の涙と忍耐、怒り、
そして離婚が決まったときの安堵、そのすべてを見てくれていたと思います。
父には離婚が決まって手続きに入る段階で言いましたが発した言葉は
「お前が決めたんやからそれでええ。」
そんなことを思い出すにつけ、施設の子どもたちに発する自分の言葉の
重みを自覚せねばと思います。
自分の親がそうしてくれたように。
「あんたらしいな。ほんまびっくりするわ。」という母親の声が時々聞こえる
ような気がするのです。
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