2019/05/05

一番のおともだち

早くも令和最初のブログ更新です。
褒めてください(笑


昨夜、カンボジア生活の苦楽を10年以上にわたって共有してきた友人とその娘さんと食事しました。

娘さんとは生まれたときからのお付き合い。
と、わたしが勝手に言ってるだけですが・・・。
初めての出産子育てで友人が大変だった時、わたしがどれだけ役に立ったのかはわからないけど、気休めくらいの存在ではいられたかなと自負しております。

そんな娘さんも、もう中学生になりました。

とてもシャイで、たまに御飯に行っても静かにしていて、私と話すことはほとんどありません。
もう少し小さいときはわたしが変顔をすると、静かに微笑んでくれていましたが、最近は彼女も大人びてきたので、わたしも変顔は控えています。

そんな彼女がなんだかもじもじしながらお母さんに向かって、「今出していいの?」と聞いています。
レストランで席についてすぐのことでした。
お母さんにうながされ、出してくれたのがこれです。

これはまさか・・・
最初FRIENDと書かれたほうだけくれたんですが、それでもそれがなんなのかわたしにもわかりましたよ。

お母さんがすかさず「自分の方も見せてあげないと、ひろこちゃんにわかりにくいよ。」と言ってくれたので、もう片方を出してくれてドッキング。

BEST FRIENDのハートができました。

去年かおととしくらいのことだったと思うのですが、市内のインターナショナルスクールに通う彼女が、

My best friend in Siem Reap is ひろこちゃん

と言ってくれたことがありました。


うれしかったのでずっとそのことを覚えていました。


とはいえ、もう中学生になった彼女がいまだにこんなふうに思ってくれていたなんて・・・。

シャイでほとんど話すことのない彼女がそんなふうに言ってくれるというのは、きっとわたしと自分のお母さんの関係を見てくれているからなんだと思います。
友人とはしょっちゅう会うわけではなく(彼女は仕事が忙しくてなかなか会えないのです)、数か月に一度の会食を楽しみにするような仲です。
子どもって自分のお母さんを大事にしてくれたり、本当にきちんと付き合っている人のこと好きになりますよね。
わたしが子どものときはそうでした。
表面上だけの人って子どもでもわかるんです。

だからこれは娘さんとわたしの友情の証であると共に、彼女のお母さんとわたしの関係を認めてくれている証でもあるわけです。

カンボジアに長年住んでいるわりには、交友関係はあまり広くなく、とっつきの悪い人と思われているかもしれませんが、わたしが求めているのは広く浅くの関係ではなく、こういう人間関係なんだと改めて感じさせてもらう出来事でした。

子どもに教えられることってほんとにたくさんあります。

あと、子どもの視点も。
しっかり大人のことを見つめている、ということを忘れてはいないなと思いました。

ありがとう、一番のおともだち。