いい加減に更新しろと怒られそうなので・・・(笑
前回、つづく・・・みたいな終わり方をしたのにすっかり時間が
経ってしまっておりました。
数少ない私のブログファンの皆様、お待たせいたしました(笑
現在一時帰国中の私ですが、帰国前に必ず部屋を訪ねて
来てくれる施設の卒院生、ラーヴォ。
彼とはとりとめない話をよくするのですが、今回は息子の話を。
息子が小さい頃から物を欲しがったり、ダダをこねて私を困らせる
ことがなかった理由、私なりの見解があったのですが、ラーヴォに
「なんでやと思う?」と訊いてみた回答です。
たっくん(息子)は小さいときからここでみんなと一緒に暮らして
きたでしょう?
当時の子どもたちは問題だらけでおかあさんはいつも悩んで
いましたね。
たくさんの子どもたちの問題を見ていたから、せめて自分だけは
おかあさんを悩ませないようにと気をつけていたんじゃないかと
僕は思うんです。
そして私も続けて言いました。
うん、そうかもしれないね。
でもね、反対にあの子は小さいときからここにいる子どもたちに本当に
かわいがられて育ったもんね。
たっくんのコップがみんなの優しさでいっぱいにあふれてきてたから
みんなのことを思う余裕があったのかもしれないね。
普通の人たちがコップをいっぱいにしてもらうよりもずっと早いスピードで
うちの息子はたっぷりあふれ出す状態にしてもらってきたと思います。
だから我慢だけしてきたわけではないのです。
でもラーヴォの言葉から歳の割に妙に落ち着いたところがある息子の
不思議な雰囲気に、いまさら納得の鈍感な母です(笑
もしラーヴォの言う通りであれば息子はすごいなあと思うんですが、
それよりも自分自身が子どもとしていた頃のことをこんなふうに
客観的に思い返すことのできるラーヴォを立派になってくれたなあと
思いました。
自分が育てた子どもとこんな話ができる日が来るなんて、2000年
当時は思ってもいませんでした。
とにかく教えることが多く、あれもこれもと問題が山積みだったことだけは
記憶にあります。
そんな私を息子なりに見つめてくれていたのかもしれないことをラーヴォから
教えてもらいました。
そのときは必死で見えていなかったものを今語り合えるって、おもしろいですね。
自分の息子と施設の子どもたちが自然に一緒にここで育ってくれて
いることに感謝したひとときでした。
息子の話はまだいろいろとあるのですが、気が向いたらまた書きたい
と思います。
ラーヴォ、いつもありがとうね。
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