2013/01/07

新しい年を迎えて・・・2013

私が始めてカンボジアに行ったのが1997年。
びっくりですがもう16年も前の話なんですね・・・。

そして施設の活動に関わるようになってからもうすぐ13年。

最初の5・6年を振り返ると言葉や習慣の壁と格闘しつつ、子どもたちに
掃除や洗濯の仕方を教えたり、手洗い、歯磨きなど衛生習慣の定着、
共同作業から心のつながりを強めていくというような日々を送っていた
ように思います。

その後はスタッフの育成にも目を向けるようになりました。

そして数年前からは施設の団体としての自立運営に必要なことについて
考えていく時期に入ってきました。


私はどうしてもカンボジアの子どもになにかをしたいという熱い気持ちを
抱いてカンボジアに来たわけではありません。
たまたまの連続で今があるように思います。

先日ある方の講演会にお邪魔した際にこんなことをお話しされていました。

「やりたいこととできることは違います。できる人ができることをすればよいのです。
できない人が無理をしてする必要はありません。」

そういうようなお話だったように記憶しています。

私はここでの仕事を自分ができることだと思ったことはないのですが、これだけ
続けさせて頂けるということはきっと自分にとってできることがある場を与えて
もらえたのだと感じます。

人それぞれ、耐えることのできる限界点は違うと思います。

他人が見れば苦労に感じることも当の本人はさほど感じていないこともある
でしょう。
それもある種の能力なのかもしれませんね(笑

私は周りの方々の引き立てでここまでやってくることができました。
専門もなければ、特別に自慢できる能力を持っているわけでもありません。


「お前の立場の場合、ある意味1つに限定した能力よりもマルチにいけた
ほうが全部を見渡せる、それがむしろ必要なことやからそれでええんと
ちゃうか。」

年末に友人からこんなことも言われました。



目標を立ててそれに向かってがんばることがとても苦手なのですが、こんな
ふうになれたらいいなと空想することは好きです。
明確ではない漠然とした希望を思い描きつつ、特にがむしゃらでもなく、普通に
目の前のできることをやっていく、そんないつも通りの1年をすごせたらと思います。

私は本当に周りの人に恵まれているので、そのことだけは忘れないように。
亡くなった母にもよく言われていました。

父の口癖「何が一番大事かだけ考えて行動すればいい」も忘れないように。


忘れっぽいので心配ですが(笑

そんな私ですが、どうか懲りませず今年もよろしくお願いします。



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