2013/11/14

信じるかどうかは自分次第

カンボジアでは結婚や仕事、家を建てるときなど人生で大きな
一歩を踏み出す前に占い師のところに行くことがよくあります。

それはお寺のお坊さんの時もあるし、一見普通の民家に住む
普通のおばちゃんだったりもします。

私も年に1回くらい行きます(笑

なぜ行くの?と訊かれてもよくわからないし、物事を決めるときに
すべてその結果に従うというわけでもありません。
心に留め置いている、というのが正しいかもしれません。

ここでは大小様々な決断を一人でやっていかないといけない
ことが多いので、よりどころが欲しいのかもしれませんね。

ということで、卒業生のラーヴォがお勧めのすごい占い師さんの
ところに行ってきました。
カンボジア各地の聖地で修業を積んできたという占い師のおばさん。
見た目は人懐っこそうなちょっとぽっちゃり系(笑

なんだかよくわからない一連の儀式(線香で聖水をかき回したり・・・、
ろうそくのろうを聖水にぽたぽた落としたり・・・、いきなりウッ!と
うめいたり・・・etc)
それが終わるとめっちゃ普通の顔で「何を聞きたいの?」と言われました(笑

仕事に関してのアドバイスがあれば・・・、おずおずと言ってみると、

「今月は新しいことは始めちゃだめよ。来月ならいいけど。
どうしても今月ならいい日と時間を教えてあげるから。」
うんうん、メモメモ・・・書き書き・・・(笑


「ところであなたの仕事場どこにあるの?」と訊かれて、ワットボー(お寺)の
近くです、と答えるや否や・・・

「土地の神様、ちゃんと祀ってる??
あなたが自分のご先祖様を大切にしているのは見えた、でも土地の神様
を敬わないと・・・」


見えた??むむ・・・
たしかに私は自分の部屋で母にお線香をあげる一角を作っているのですが。

「外においている祠(土地の精霊を祀る小さい家のようなもの)の方角が
よくないみたいだから、今度見に行ってあげる、11月13日ね。」

そんなこんなでその日に土地の神様にお祈りする儀式が執り行われることに。
儀式についてはこちらから。

私の掌を見て、「この2年くらいで物事が進むようになったね」と。
はい、2年前に離婚しましたから(笑
通訳のラーヴォも微笑。

「あなたは見た目は女性、でも中身は男性よ」と。
わかってます、もう何度も言われてきましたゆえ・・・(泣
すかさずラーヴォが「決断の仕方が男性的という意味です」とフォロー(笑

最後に聞きたいことはないのかい?と言われて、

えーーーっと・・・私ってまた結婚するんでしょうか?

と訊いてみると、「2年後にチャンスがある」ときっぱり言われました。

そうか、2年後か・・・、男みたいな女にもチャンスが来るんでしょうか(苦笑
ま、それはそのときのタイミング、かな・・・。


土地の神様へのお祈りもすませました。
以前はそういう風習をあまり信じない私だったのですが、カンボジアに
暮らして13年、ここにはここの人々が大事にしていることがある、それに
従うことも必要かと思うようになりました。

お祈りすればなにもかもうまく行くということではないけれど、前向きになる
きっかけをもらえるように思います。

信じるも信じないも自分の気持ち次第、ですね。

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