2019/02/19

先輩方からの言葉

ほんとに気ままに書いております、このブログ。
前回の投稿から一か月以上が経過(苦笑
無理して書くのは嫌なので、書きたいときに書きたいことを綴ります。


昨日、2018年度収支報告書が完成し、それをお伝えする意味もあり、メールで子どもたちの近況と共にお知らせを流しました。

すぐに何人かの方より返信をいただきました。

「スナーダイ・クマエが恵まれすぎている」という事は決してありません。
博子さんの血の滲むような努力の成果が、徐々に結実しているから素晴らしいのです。
内実をご存知の方は「この間のことを皆理解して下さっている」と、私は思います。

信じる道を歩まれる貴方の生き方が、子どもたちにとって、かけがえのない力です。
偉そうなことを書いて、ゴメンナサイ。
益々のご活躍を、深く深く祈っております。


スナーダイクマエには年間で数百人の訪問者が来られるのですが、たまに言われて返事に困る言葉があるんです。
それは「ここの子どもたちは他の家庭の子に比べて恵まれてますよね」という言葉。
それを言ってくださる皆さんがよい意味で発している言葉であることは、もちろん重々承知です。
でもとても困ってしまうのです。
外国語やパソコン、伝統舞踊などの教室、衣類や日用品、そしてみんなで暮らす立派な家。それらに恵まれていること、そしてそれを整えていく私たちスタッフへのお褒めの言葉であると、わかってはいるんですが・・・。

でも子どもたちは・・・本当の家族と暮らすことができない・・・

まずはこれが前提としてあると、私は思っています。
きっとさみしくて泣きたいときもある、そんな毎日の中で子どもたちが笑って過してくれることで、私たちスタッフがどれだけ救われるか。

こんな気持ちで毎日毎日を積みかさねていることを、すべて話さずとも理解してくださる方がいることは、どれだけわたしの力になるでしょう。



「クメール人による」日が着実にやって来るのだなあ、と強く感じます。
博子さんががっしり四つに取り組み 踏ん張って 
やってきたこと築き上げてきたことの全貌が現れることを 
この目で見たいので、もうちょっと生きていたいです。

これもうれしかったですね。
わたしがやっていることをまだまだ見続けたいと思ってくださる先輩がいる。

全く接点のないお二人からのメールだったのですが、どちらからも年下に対する広く温かい心を感じました。
行間からあふれ出る愛があると思いました。


気づけばカンボジア移住して20年です。
住み始めた頃、自分よりも年上の在住者が多かったのに、今では圧倒的に年下の方が多いという年齢になりました。
わたしもこのお二人のように、ひたむきに自分のすべきことに取り組んでいる人たちを大きな心で応援できる人になりたいなと思います。

先輩からもらったものは後輩につないでいかないといけませんね。
表面的に持ち上げられて喜ぶ人間にだけはなりたくない。
それに乗じて意味もなく年下の人の足を引っ張ることでしか自分の存在を確認できないような人にもなりたくないですね。

でも媚びることもしません。(笑

年齢にかかわらず、いいものは素直に褒めて喜ぶ人でいたいと思いました。
先輩方に改めて気づかせていただきました。
ありがとうございます。

うちの神様たちです