2014/01/29

名古屋学芸大学短期大学部にて

名古屋、少し前までは東京に行くときに通過する駅くらいに
しか思っていなかったのですが、昨年あたりからよく足を運ぶ
ことになりました。
昨夏は初のスナーダイクマエ絵画展@名古屋も開催しました。


昨年秋ごろに名古屋学芸大学短期大学部の鈴木薫先生が
施設を訪ねて下さって、年末に学生さんたちがカンボジアに
スタディツアーに来られることを聞きました。
先生との出会いは以前アンコール小児病院の看護師さんを
していた赤尾和美さんからのご紹介。
次回のカンボジア訪問の際に先生が学生さんたちを施設に
連れてきたいとのご希望でした。

日程を聞くと残念ながら私が日本に一時帰国中。
はたと思ったのが、事前学習として大学にお邪魔して施設の
説明などができるのではないかと言うことでした。
先生のご尽力により交通費も出して頂けることになり、また
名古屋に赴く機会を頂いたわけです。

大学の教室ですが階段のあるような大きな教室ではなかった
ものの、外部講師として授業の時間を1コマ頂くということで
責任を感じつつお邪魔することに・・・(汗

孤児院の成り立ちやこれまでの取り組み、そして子どもたちに
何を伝えていこうとしているのか、またそこに対する障害として
カンボジアの歴史的背景があることなどをお話ししました。
私がそこで本当に伝えたかったのは、学生さんたちがこの
内容から自分の育った環境について、あるいは関わりのあった
大人の人たちがどれだけ手をかけて育ててくれたのかということを
振り返るきっかけにしてほしいということでした。

最後に一人一人から感想や質問が
皆さん将来は子どもに関わる仕事を目指しているそうで、私たちが
大切にしている協力して環境を保つことや、そのために周りの大人が
どういった対応をしていけばよいのかというところに着目してくれて
いました。

地元和歌山から名古屋への日帰りはちょっとしんどかったのですが、
行ってよかったと思います。
私はカンボジア人の手によるものと名付けられた施設で「日本人」として
最大限に自分の役割を果たすために何をすればよいのかということと
常に向き合っています。
現地でできることは自分なりにやってきたつもりですが、それを支え
続けて下さっている日本の皆さんにこれから何をどうやって還元させて
頂けるのかということが近年のテーマです。

そういったことも含めて、カンボジアでの経験、そして現在進行形の
私たちの活動のお話を日本の色々な方々にお伝えすることで、
「今の日本」に生きる方々のお役に立てることがあるのではないかと
思っているのです。

ありがたいことに最近はお話ができる場を頂くことが多くなっています。
私にしか伝えられないことは何か、年齢、職業、置かれている環境が
違う方々に頭の中に少しでも残るようなお話ができればと思います。

この冬はこの大学でのお話以外にも色々な機会を頂きましたが、
今後はそういったことにも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

鈴木先生、学生の皆さん、ありがとうございました


他にも受入れをさせて頂いてるスタディツアーやボランティアツアーが
ありますが、施設の子どもたちが何かしてもらうだけの立場ではなく、
相互に有意義な時間になることを目的としています。
そのために訪問者希望の方には多くの注意事項を守って頂くように
事前にお伝えします。

いつでもだれでも見学可能、というわけではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。↓
連絡先・訪問予約方法と注意事項






0 件のコメント:

コメントを投稿