2012/10/20

前進するための呪文

約1年前にこのブログを始めたことを思い出して、そのときの自分が
書いた記事を読み返してみました。


ちょうど洪水が収まって、少し落ち着いた頃に綴った文章。

1年前の記憶が戻りました。(普段から少々喪失気味なので・笑)


本当につらかったんですよ、1年前の今ごろ。
色んな人に励ましてもらいながらただただ1日が終わっていくことだけで
精一杯だったような・・・。

洪水もあったけど、それ以外にも自分にしか解決できない出来事もあり・・・。





「そのときどんなにしんどくてもたいていは後で普通に話せる。」


1年前の私が書いていた言葉です。



これは、もうだめかも・・・という状況になったときの自分を励ます呪文
みたいなもんです(笑


でもね、ほんとにそうなんですよ。
渦中にいるときこそ自分を客観視することが自分を楽にする方法だと
思うのです。
私はこの方法でおおむね乗りきります。


そして1年経って・・・
今年も洪水とまでいきませんでしたが、施設の周辺だけが冠水。
私はと言うと、ぜーんぜんっ落ち込んでない!(笑
そして去年のことを普通に「ほんま大変やったよね、あはは」と
笑って話してました。
あのときは部屋で一人暗く泣いてたくせに、ですよ・・・。ははは・・・。


洪水もそのときに抱えていた問題も、自分の意識を変えること、そして
行動を起こすことで乗り切りました。

でもそのときに必要だったものが2つあります。
それがさっき書いた呪文と(笑)、私のことを気にかけて心配して励まして
くれた人たちの思いやりある言葉、なのです。

皆さんからの励ましもまた、乗り越えるきっかけをくれる呪文、ですね。



もちろん自分でも答えを見つけられず、いつまで経っても納得できる
答えが見つからない出来事も人生の中にはあると思います。
私には1つだけあります。
でももうそれはそういうものとして一生付き合っていこうと思ってるんです。

あの経験があるからこそ、
「そのときどんなにしんどくてもたいていは後で普通に話せる。」
と思えるんです。
答えが見つからない出来事、あれ以上のことはたぶんもう人生で起きない
でしょうね。


最後に書いておきましょう。

お父さん、ごめん。(笑
ずっと元気でいて下さい。








4 件のコメント:

  1. 「そのときどんなにしんどくてもたいていは後で普通に話せる。」

    お互いそこそこ人生を過ごしてきたからそう言えるようになったのかもしれませんね(笑)
    でも、ほんとにそうだと思います。
    これからも前を向いて頑張りましょう!!

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    1. なびさん
      そうそう、お互いに若いうちに子育てして・・・ね(笑
      幸い、私はこっちで色々あっても、おおかた消化した頃に帰国して
      なびさんに聞いてもらえるから、なんか今までもずっとその繰り返し
      だったような気がします。
      それでも聞いてくれる人がいるから、あの言葉も出てくるし・・・。
      友達ってほんまにありがたい存在です。
      前向いて行くしかないもんね。お互いにがんばりましょうね~。

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  2. 正確な表現は忘れましたが、TVの取材で「悩みは何か?」と尋ねられたときに「私は悩みを忘れるので良く聞かれるけれど判らない」と答えられていましたよね。
    私はその楽天的な生き方に凄く感銘した事を覚えています。
    時がたてば苦労も想い出の一つなんですよね。でもその時は本当に苦しいはず。良く乗り越えてきましたね。
    そんな博子さんだからこそ多くの方々が応援したくなるのだと思います。
    小さな応援ですが、これからも応援します!

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    1. 宮沢さん
      本当によく聞かれます。
      悩みは何ですか、苦労したことは何ですか、と。
      悩んでいたり苦労があったという記憶はあるんですが、具体的に何が?と
      思い返してもはっきり思い出せない(笑
      本当に苦手な質問です。
      苦労なのかもしれないけど、苦労と思うと楽しくないというか・・・(笑
      でもそう思わせてくれるのは、励まして応援して下さる方がいるからなんで
      すよね。一人だったらこんなふうに思えません。
      いつも本当にありがとうございます。
      宮沢さんから受けている思いやりは、私から今度は子どもたちに渡していき
      たいと思っています。

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