2015/12/25

聖なる日、思うこと・・・ と番組の告知

大変ご無沙汰するのが恒例となっております、メアス博子です。
また3ヶ月も放置してしまったブログ。やる気はあります、一応あります。


今日はクリスマスですねえ。
最近はカンボジアでもクリスマスが定着?認識?されてきています。
一時帰国中の私にもカンボジアから卒業生のケインちゃんがクリスマス
メッセージを送ってきてくれました。
カンボジアに行って間もないころに、夜中こっそりと子どもたちの蚊帳の中に
プレゼントを置いて回ったんですけど、朝になってみんなから「サンタさん、
ありがとう」とまっすぐな瞳を向けられたことを思い出しました。切なかった、
完全にばれてました、わたくし。

それはさておき・・・

12月13日に卒業生のラーヴォの奥さんが第一子となる男の子を無事に
出産しました。
小さい命を腕の中に・・・
3700gとかなりのビッグ赤ちゃんだったようです。奥さんのナリーちゃん、おつかれ
さまでした。

私は名古屋での絵画展のために一時帰国中。
仕事が始まる前にこの一報が入りました。うれしかったなあ。




そしてこの短い滞在ですが、友人宅や親せき宅で感じたことを・・・。
私がお邪魔したお宅には、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、いとこやその
子どもたちがみんな集まっていました。

おじいちゃんやおばあちゃんに甘えるお孫さん、おかあさんやその他たくさんの
親せきたちに抱っこされる赤ちゃん、久々に会って他愛もない話で盛り上がるいとこ
たち・・・。

うーーん、やっぱり家族の健康とこの平和な雰囲気に勝る幸せはない、な。

なんでもない当たり前のことに見えるかもしれないけど、これを普通と思えるように
守っているみんながすごいし、そういうものがそばにあることが幸せなんだなあと
かみしめて感じていました。

きょうだいでちょっとした小競り合いをしながらお父さんやお母さんに叱られたり、
それでも結局はみんなでおいしくご飯を食べたり、笑ったり。
幸せなことなんやなあ、これが一番の幸せやなあ、と。


ラーヴォにとって子ども時代はうちの施設がすべてになっていて、いわゆる
普通の家庭の中では育っていないけど、今彼の腕に抱かれている赤ちゃんは
これからラーヴォとナリーちゃんから愛情をいっぱいに受けて育っていく。
ラーヴォがそんなお父さんになるために必要だった子ども時代の経験の中に
私がいるのだとしたら、それもまたすごく幸せなこと。
「本当にかわいくて、ずっと見ていたい気持ちです」ラーヴォがくれたメッセージ。
子どもを見てそんなふうに思える人に育ってくれてありがとう。


私が息子を出産した瞬間に母が言ったのは、
「やっとこれで命のバトンタッチができた」
だったんだけど、すこしだけその気持ちがわかるような気がしました。


命をつないでいくことは決して子どもを産むということだけではないんですね。
親から教えられたことを子どもに伝えることが命をつなぐこと。
子どもは自分が産んだ子であるとは限らない。
自分に関わる子どもたち、みんなが大切な命で。

親から受け取ったものを自分なりにどうやって子どもに伝えるのかということを
意識できるかどうかで、自分の生き方も変わってくるように思います。

日本の家族の様子やラーヴォの第一子誕生から、そんなことを思っていた聖なる日
なのであります。
みなさんはどんな年末をお過ごしでしょうか??
大切な人たちとのかけがえない時間(一見当たり前に思えるもの)をすごしてくださいね。

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【テレビで紹介していただきます】
12月28日(月)午後9時から
テレビ東京系列
「世界ナゼそこに?日本人 2時間半スペシャル」

テレビ東京系列なのでお住まいの地域で放送があるかどうかご確認ください。

ちなみにわたくしの地元である和歌山では放送されない模様です(笑